24匹の猫と母の物語

f0206064_1324975.jpgそういえばぁ20年前、嫁になるにあたって、はじめてご挨拶に訪ねたの母(すなわち義母です)の家には
きじ猫の「ゴン」とライオン丸みたいな「チコ」とチンチラみたいな「ミック」という3匹の猫がいた。
その日から半年が過ぎる頃、母の猫は8匹くらいなって、そしてまたそれから半年くらいが過ぎた頃には12匹くらいになって、そのまた1年後くらいには24匹の猫が母と共に暮らすようになっていた。
24匹の猫さんとのなれそめはそれぞれにいろいろで、たとえば、「チィ」と「カナコ」は団地の植え込みの奥の奥の方で聞こえる「ピィ〜ピィ〜」のほそい泣き声をたよりに、ガバッっと植え込みに分けいると、(母曰く)ちくわみたいな生まれたての2匹赤ちゃん猫が落っこちていた・・・らしい・・・し、たとえば、シャム猫みたいな「くろ」は近所の少女が抱きかかえてやって来て、玄関先で、(知る人”のみぞ”知る のはずの母の猫好きは実際結構知られていて)おばちゃんこの猫を預かってください、お願いです。と丁寧に頼まれたらしい。・・・とか、とにかく母は「だって、どうしようもないでしょ」という24のエピソードに基づいて、24匹の猫さんを受け入れたわけでした。
幸いにして母は、松井一代(まつい棒でおなじみ?の)並みのお掃除大上手で、猫さん臭や部屋の汚れに見舞われる事態もなく、週替わりにじゅんばんじゅんばんに行われる、ブラッシングの日・シャンプーの日のおかげで、24匹の猫さんはいつもつやつやにこにこで、おまけに人なつっこさはワンコのごとくの猫さんたちは、来客にはしっぽをふってのお出迎えはするわ〜母が順番に名前を呼ぶと、自分の名前のところで「みゃぁ〜」と答える・・・なんていう小芸もこなしておりました。
そんな、大変そうでもしあわせそうな24匹の猫さんとの暮らしもかれこれ10余年がたち、24匹の猫さんの中でも”とりわけ自分だけは絶対に母と同じ人間だ!と信じて生きていたに違いない「ゴン」が天国に旅だった頃から、母は猫さんを看取る役割を果たし続ける時期に突入した。
猫さんの旅立ちは時には今月も次の月もそして又次も・・・という事もあって、そのたびに母は猫ちゃんを腕に抱いて、なでなでしながらお話をして、22匹の猫さんを、母と24匹の猫さん達と一緒に育んだ22のエピソードと共に天国へと見送った・・・。
母のそばには今、ハチとゴロッペがいて、母の名前を呼ぶ声にちょっとしゃがれた声で「びゃぁ〜」と返事をしています。
ハチもゴロッペもそしてお母さんもどうか+どうか+どうか+++めいっぱい長生きしてくださいと私のすべてで願います。(r)
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by nekofun | 2009-04-10 13:07 | ■猫ふんじゃたな物語
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