シャーシャーの威嚇猫は、特別の猫しゃあに。

f0206064_13322123.jpg体を壊して仕事を休んでいた私は、体力をつけるための散歩で、たくさんの猫と餌やりさんとホームレスの方と知り合った。餌やりさん達に可愛がられているとても綺麗なハリー、ちょっとひねてるサビ猫ヤマトにみーちゃん。他にもたくさんいる猫達の中に、石垣の草むらに住むしゃあがいた。人懐こいお兄ちゃんと比べて、恐がりなしゃあは石垣の上からシャアシャア怒りながらご飯を食べにきていたが、ボス猫に目の仇にされて、いつも逃げ回っていた。工事のおじさんに可愛がられていたが、工事が終わると、おじさんは餌やりさんに、この兄妹猫を託したそうだ。しかし、突然いつも一緒にいたお兄ちゃんが居なくなり、しゃあは一人ぼっちになった。
私が気をつけてやらなければ…そう思った瞬間、しゃあは私にとって特別な猫になった。それから、毎日毎日、ご飯をあげに通うようになり、しゃあも威嚇をやめて私の膝にのって甘えるようになった。
4ヶ月がたった1月、みーちゃんが虐待にあった瀕死の状態で発見され、一命は取り止めたものの、前脚を失った。しゃあも虐待にあったら、春を迎えてしゃあに子供ができたら、なんとかしてやりたいけど、家には10歳になるちゃこがいるので飼うことはできない。悩んだあげくに意を決して捕獲し、不妊手術をして里親募集を始めた。3ヶ月たったころに里親希望の方が3名現れ、お見合いをした後、何度もメールを交わして最終にお一人と決めて、いざお渡しする直前に、私はしゃあが、可愛くて、愛しくて手放す事が出来なくなった。非常識な私に、その方は「僕はこの人はしゃあを保護しているんじゃなくて、飼ってるんだなと思いましたよ」と言い快く承諾してくれた。
あの日から約1年、のら猫気質はなかなか抜けなかったが、隠れてばかりで寝姿を見せなかったしゃあが、初めてリビングで堂々と寝姿を披露してくれたときは本当に嬉しかった。しゃあを保護する前から、子猫を保護し新しい家族を見つけては巣立っていったが、しゃあはきっと私にとって特別な猫なんだ。しゃあは、今だに毎日寝る前に私のぷよぷよのお腹をふみふみちゅぱちゅぱする。私のことをお母さんって思ってるのかも。本当はみんなに見てもらいたいけれど、しゃあは人前に姿を現せない幻の猫。私にだけ、可愛い顔を見せてくれる。(mao)

『しっぽを上げて』
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by nekofun | 2009-04-10 12:45 | ■猫ふんじゃたな物語
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